取締役会

取締役会
2025年度開催回数16回

取締役会は、多様な意見に基づく十分な審議と迅速かつ合理的な意思決定ができるよう、当社が求める豊かな経験と素養を満たした人物により構成されております。
2025年度の議案内容は下表の通りで、前中期経営計画「SPEED 25/30」の進捗状況の把握と進捗に遅れがみられる事業の課題への対応、サステナビリティ推進に関する状況等の把握を行っております。
社外取締役からも、豊富な経験に基づき、客観的かつ専門的な視点から有益な指摘・意見が述べられ、取締役会全体として、適時・適切に情報共有がなされ、多様な視点から議論を行いました。

議案内容 取締役会での議案件数
決議事項 報告事項 その他
経営戦略・事業関係 3 14 2
サステナビリティ関係 - 3 -
コーポレート・ガバナンス関係 2 4 -
決算・IR・財務関係 10 3 1
コンプライアンス・内部統制関係 - 4 -
委員会関係 - - 2
役員・経営幹部関係 14 7 -
その他 - 1 2
社外取締役の活動状況

2025年度の社外取締役の活動状況については、取締役会、監査等委員会、指名・報酬委員会への出席のほか、以下の活動に取り組んでおります。

  • 経営幹部会議への出席(2025年9月、2026年3月)
  • 事業拠点視察(郡山、横浜、南陽、筑波)(2025年9月他)
  • 会計監査人とのコミュニケーション(2025年7月他)
  • 次世代経営人材懇談(2025年6月~2026年5月)計5回のべ11人の次世代経営人材と懇談を実施
  • 役員コンプライアンス研修(2026年3月)
取締役会スキルマトリクス

取締役会スキルマトリクスについては、中期経営計画「コード2030」達成の観点から、以下7スキルを選定しております。

  • 会社としての基本機能を果たすためのスキル4つ:「企業経営」「法務・リスクマネジメント」「財務・経理」「人材戦略」
  • 運営の要としている三位一体(研究開発・生産・販売)に対応したスキル2つ:「事業戦略」「研究開発・技術・生産」
  • 事業フィールドがクロスボーダーに渡っていることに対応したスキル1つ:「国際性」
氏名 企業経営 法務・
リスクマネジメント
財務・経理 人材戦略 事業戦略 研究開発・技術・生産 国際性
松本 祐人 〇     〇 〇 〇 〇
横山 紀昌 〇       〇 〇 〇
佐藤 伸一 〇 〇 〇 〇      
松野 眞一 〇     〇 〇 〇  
坂井 眞樹(社外)       〇 〇 〇 〇
藤野 しのぶ(社外) 〇 〇   〇      
松永 明(社外)   〇 〇   〇   〇

※各人に特に期待する分野を記載しております。各人の有する全ての知見・経験を表すものではありません。

取締役選任理由

取締役

氏名 選任理由
松本 祐人 1983年4月の入社以降、研究開発部門の業務を経て、海外を含めた営業部門の業務に携わり、2016年11月当社代表取締役社長に就任いたしました。以降も、豊富な経験と知識を有し、また、職務を適切に遂行していることから、当社の取締役として適任であると判断いたしました。
横山 紀昌 1988年4月の入社以降、研究開発・生産部門の業務に携わり、現在は、当社グループの研究開発部門の総轄として豊富な経験と知識を有し、また、職務を適切に遂行していることから、当社の取締役として適任であると判断いたしました。
佐藤 伸一 2014年3月の入社以降、銀行時代の豊富な経験と知識を活かしながら、当社グループの内部統制・法務の業務に携わり、現在は、サステナビリティ推進、経理、人事、内部統制、内部監査、秘書室の総轄として、職務を適切に遂行していることから、当社の取締役として適任であると判断いたしました。
松野 眞一 1981年4月の入社以降、研究開発・購買・営業・企画部門及び工場長の業務に幅広く携わり、当社及びグループ会社での幅広い業務経験と知識を有しており、それらを当社の業務に活かし、職務を適切に遂行することが期待できることから、当社の監査等委員である取締役として適任であると判断いたしました。

社外取締役

氏名 選任理由
坂井 眞樹 2019年6月に当社の監査等委員である取締役に就任後、それまでの官庁での長年にわたる国内・海外での幅広い知識・経験を当社の業務に活かし、職務を適切に遂行することが期待できることから、当社の監査等委員である取締役として適任であると判断いたしました。
同氏には、農林水産行政の経験や国際業務の経験を活かし、当社における経営の基本的な方向性の決定や業務執行を委ねられた取締役に対する監督を果たしていただくことを期待しております。
なお、当社は、同氏を東京証券取引所の定めに基づく独立役員として届け出ております。
藤野 しのぶ 過去に社外役員となること以外の方法で経営に関与していませんが、これまでの事業会社での長年にわたる業務経験と、キャリアカウンセラーとしての専門知識、社外取締役としての幅広い知識・経験を有しており、それらを当社の業務に活かし、職務を適切に遂行することが期待できることから、当社の監査等委員である取締役として適任であると判断いたしました。
同氏には、人材育成、組織開発、ダイバーシティ推進等の豊富な知識・経験を活かし、当社における経営の基本的な方向性の決定や業務執行を委ねられた取締役に対する監督を果たしていただくことを期待しています。
なお、当社は、同氏が監査等委員である取締役に選任された場合、東京証券取引所の定めに基づく独立役員として届け出ております。
松永 明 過去に、会社経営に直接関与された経験はありませんが、これまでの官庁での長年にわたる国内・海外での幅広い知識・経験を当社の業務に活かし、職務を適切に遂行することが期待できることから、当社の監査等委員である取締役として、適任であると判断いたしました。
同氏には、経済産業行政の経験や国際業務の経験を活かし、当社における経営の基本的な方向性の決定や業務執行を委ねられた取締役に対する監督を果たしていただくことを期待しております。
なお、当社は、東京証券取引所の定めに基づく独立役員として届け出ております。
社外取締役の独立性判断基準

保土谷化学は、東京証券取引所が定める独立性基準を満たすとともに、幅広い業務経験と知見を有するかどうかといった観点から、独立社外取締役の候補者として選定しております。
これに基づき、保土谷化学は、社外取締役の3名について、東京証券取引所が定める独立役員として届け出るとともに、補欠の監査等委員である取締役が取締役に就任する場合には、東京証券取引所が定める独立役員として届け出ております。
なお、社外取締役3名と保土谷化学との間には取引関係はありません。
また、補欠の監査等委員である取締役のうち1名は、当社の主な借入先である金融機関出身でありますが、2021年6月に当該金融機関を退職し、3年を経過しているため、独立性に問題はないと判断しています。

取締役会、監査等委員会および指名・報酬委員会への出席状況

  2025年度における
取締役会への出席状況
2025年度における
監査等委員会への出席状況
代表取締役社長 兼 社長執行役員
松本 祐人
16/16回 ー
取締役 兼 常務執行役員
横山 紀昌
12/12回※ ー
取締役 兼 常務執行役員
佐藤 伸一
16/16回 ー
取締役(監査等委員)
松野 眞一
16/16回 12/12回
社外取締役(監査等委員)
坂井 眞樹
16/16回 12/12回
社外取締役(監査等委員)
藤野 しのぶ
16/16回 12/12回
社外取締役(監査等委員)
松永 明
12/12回※ 8/8回※

※2025年6月の取締役就任後に開催された全てに出席しております。

取締役会の実効性評価

保土谷化学は、2015年6月に、監査等委員会設置会社に移行し、会社法に定める専決事項以外の事項の決定を取締役社長に委任しております。すなわち、保土谷化学の取締役会は、監督を重視するモニタリングモデルに軸足を置いております。このモニタリング機能を発揮しているかどうかを検証するため、下記の9項目の評価基準に基づいて、毎年、監査等委員会および取締役会において評価を実施しております。

評価プロセス

2025年度の評価結果(2026年6月19日取締役会にて報告)

評価基準 取り組み状況
1.複数の独立社外取締役の選任
  • 選任済み。取締役7名中3名が独立社外取締役(42.9%)
2.決議事項の絞り込み
  • 株主総会および取締役会決議に基づき、法令上取締役会による専決事項とされている事項以外の業務執行の決定を、取締役社長に委任
  • 2025年度は株主総会議案の決定、取締役の選任等を決議
3.適切な報告事項の設定
  • 「取締役会規程」において、報告事項を拡張した上で、年間報告スケジュールを決め、報告を実施
  • 業務執行報告を個別報告から中計推進業務執行報告に集約し効率化
  • 独立社外取締役からの質問・要望に対し、決議事項・報告事項とは別に、個別の報告を実施
4.取締役の人事・報酬に関する議題の審議
  • 指名・報酬委員会報告を踏まえ、2026年6月に開催した定時株主総会に上程する取締役選任議案について決議
5.独立社外取締役に対する事前説明などの実施
  • 取締役会の数日前に議案資料を送付するとともに、取締役会前に事前説明を実施
6.情報を網羅した分かりやすい資料の作成
  • 社外取締役が的確に経営判断できるよう、情報の網羅性、分かりやすさに留意して、資料作成することに努力継続
7.適切なタイムマネジメント(開催頻度、時間設定など)
  • 2025年度開催回数15回、1会日当たり2時間強
8.実効的・効率的な組織監査の実施
  • 監査等委員会設置会社として組織監査を実施
  • 監査等委員会を補助する体制として監査等委員会事務局を設置
  • 監査等委員会は、2025年度開催回数11回、1会日当たり約1時間
9.ガバナンスや取締役会に関する新しい動向のフォロー、対応
  • サステナビリティ推進の状況報告を、2025年8月、12月および2026年3月に実施
  • 2026年3月に適時開示を行ったFramochem買収について、社外取締役を含め情報を共有し、取締役会決議に資する対応を実施
  • コーポレートガバナンス・コード改訂案について役員コンプライアンス研修で実施
2025年度における全体評価

上表の通り評価基準を充足し、以下(1)(2)を実現しており、取締役会の機能は発揮されていると評価できる

  • 経営判断・業務執行の迅速化
  • 取締役会によるモニタリング機能の強化
今後の取り組み
  • 中期経営計画「コード2030」のモニタリングの徹底検証
  • より一層、正確・簡潔・分かりやすい取締役会資料の提供
  • 金融庁やその審議会の動向、世相の動き等、新しい動向のフォロー継続

※評価対象期間:2025年定時株主総会後から2026年定時株主総会前まで

取締役の選任・代表取締役社長の選定

保土谷化学は、取締役の選任を最重要課題の一つと位置づけ、取締役会において、社内取締役候補者・社外取締役候補者の選任基準を定めています。取締役候補者の選任および代表取締役社長の選定にあたっては、指名・報酬委員会での審議を踏まえ、取締役会にて決議することとしております。

後継者育成計画

保土谷化学は、次の世代の経営を担う人材を、取締役会や経営会議に陪席させることで、実際の議論を見聞し、経営視点を養う機会を提供しています。取締役会には執行役員が、経営会議には部長クラスの人材がそれぞれ陪席し、状況に応じて案件の説明や質疑応答に加わることで、実務と教育を兼ね備えた育成の場としています。さらに、サクセッションプランの一環として、社外取締役と次世代経営人材による懇談会を定期開催しています。客観的かつ多角的な知見に触れる機会を通じて、次代を担うリーダーの経営視座を高め、持続的な企業価値向上を支える人材基盤を構築しています。

取締役のトレーニング

保土谷化学では、社内取締役については、取締役就任時に、取締役に期待される役割・責務、関連法令およびコンプライアンスに関する知識習得を目的とする研修を実施しております。
独立社外取締役については、取締役就任時に、期待される役割・責務を果たせるよう、保土谷化学の事業・財務・組織等を説明し、その後も、国内外の事業所を往訪し、状況確認することで、理解を深めております。
また外部弁護士による取締役向け研修も定期的に実施しております。

取締役の報酬制度

保土谷化学は、役員報酬制度をコーポレート・ガバナンスにおける重要事項と位置付け、①業績に見合った報酬、②企業価値向上への動機付け、③株主利益との連動、④有能な人材確保・流出の防止等を、取締役の報酬を決定する基本的な要件としております。
上記の考え方を踏まえ、取締役の個人別の報酬は、株主総会で決議された額の範囲内で支払います。
取締役(監査等委員である取締役を除く)の個人別の報酬額の決定については、代表取締役に一任する取締役会決議によりますが、代表取締役は、指名・報酬委員会の審議を経た内規に基づいて、概ね以下の構成割合で報酬額を決定します。監査等委員である取締役については、業務執行を行うものでないことを踏まえて、固定額の基本報酬のみとしております。

取締役(社外取締役および監査等委員である取締役を除く)報酬の構成要素

役員報酬の種類 支払方法 構成割合 役員報酬の概要
固定報酬 現金支給 60% 各取締役の職責・リーダーシップや日常的な業務の遂行等に対する業績に基づき支給
業績連動報酬 短期業績連動報酬 現金支給 25% 前年度の当社グループの業績や取締役個人の業績(定量的な業績のみならず、企業価値への貢献を含む)に基づき支給
中長期業績連動報酬 自社株支給 15% 当社グループの中長期的な業績(定量的な業績のみならず、企業価値への貢献を含む)に基づき支給

※自社株を対価として支払うことにより株主視点を共有することとなり、取締役退任時に交付する ことで、退任に至るまでの間、当社グループの企業価値向上への動機づけとなる

取締役の報酬等の総額(2025年度)

役員区分 報酬等の総額
(百万円)
報酬等の種類別の総額(百万円) 対象となる
役員の員数
(人)
基本報酬
(現金)
業績連動報酬
(現金)
非金銭報酬
(自社株)
取締役(監査等委員を除く)
(社外取締役を除く)
99 61 21 16 4
監査等委員である取締役
(社外取締役を除く)
15 15 — — 1
社外取締役 26 26 — — 4
合計 140 102 21 16 9

※記載金額は、百万円未満を切り捨てて表示

利益相反取引、関連当事者取引への取り組み

保土谷化学は、利益相反取引、関連当事者取引について、有価証券報告書およびコーポレートガバナンス報告書で開示しております。
当社は、従来より、役員との取引(競業取引、利益相反取引)について、法令に従って処理しています。
当社は、関係会社である共同過酸化水素株式会社について、金融機関等からの借入に対し、債務保証を行っております。この債務保証について、取締役会で承認しております。
当社は、主要株主との関連当事者取引について、社内決裁手続を通じて取引条件の相当性をチェックしています。現在、主要株主との関連当事者取引はございません。