研究者の声

アグロ事業部

新規テーマ探索PJ

研究開発部 筑波研究所

郡山工場

アグロ事業部

生産者の抱えている課題に耳を傾け、
製品のさらなる可能性を追求する

アグロ事業部では「化学」と名の付く保土谷化学の中でも植物を相手にする部署です。取り扱う製品は大きく農薬と農業資材に分かれ、現在私が担当しているのは主に酸素供給材という環境保全型資材の開発になります。
製品化には、現場の声を活かすことが不可欠なので、今生産者の方が抱えている問題の解決にどう当社の製品が貢献できるのか、常に現場にアンテナを張りながら研究を進めています。
研究所での試験研究にとどまらず、外部の試験機関の方との意見交換や営業部とともに技術営業として現地へ出張する機会も多いこともこの部署の特徴です。
人との繋がりを大切にして新たな知見を得、試行錯誤を繰り返して製品のさらなる可能性を探索していくことにやりがいを感じております。

新規テーマ探索PJ

最先端の技術を学び、
サステナブルな暮らしの実現に貢献する

新規テーマ探索プロジェクトは、研究開発の前段階、次世代の研究テーマを発掘する部署です。私たちは新しい研究テーマの種を探し、芽が出るか否かを検討しています。芽が出たテーマは、本格的に研究開発する部署へとバトンタッチし、当社の新事業として開花していきます。
当部署では複数の研究テーマを進めており、私は当社の基盤技術である染料関連の応用展開として、よりサステナブルな暮らしを実現できるような材料の研究を任されています。他にも当社の歴史の中で培った有機合成技術を活用した、新しい分野の研究を行うメンバーもおり、研究分野は実に様々です。研究テーマが変わっても、新材料発掘というミッション達成に向け、垣根を越えて日々議論を交わし、研究に勤しんでいます。
時には学会に参加して最先端の技術を学び、当社ならではの研究を模索することもあります。最先端の技術に触れながら革新的な材料を生み出せるのが、この仕事の醍醐味です。

研究開発部 筑波研究所

韓国の若手開発者との交流を通じ、
得た刺激と経験を糧に成長する

私は「研究開発部 筑波研究所」に属しており、有機EL材料等の開発に従事しています。有機ELパネルのトップシェアを占めるのは韓国で、有機ELパネル製造技術は高い水準にあります。当社のグループ会社のHodogaya Chemical Korea、SFC、REXCELも、韓国にて有機EL材料を開発、製造、拡販しており、大手の材料メーカーと日々しのぎを削っています。
この韓国グルーブ会社の技術を学ぶこと、加えて、若手開発者のグローバル意識醸成と人材交流を目的とした韓国トレイニーが当社で企画され、私も参加しました。
海外ということもありコミュニケーションの難しさはありましたが、スピード感のある材料開発を肌で感じることができました。また、若い研究者も多く活気にあふれており、刺激になりました。今後、韓国トレイニーで得た知識や刺激を糧に、研究者としてより一層成長し、新たな材料開発につなげていきたいと思います。

郡山工場

新製品の開発から生産現場の問題解決まで
知識と現場力の研鑽で、安定生産へつなぐ

工場の開発の仕事は、既存製品の生産フォローや新製品の開発などが挙げられますが、そのどちらも実験室内では完結しません。
既存製品に対しては、より簡便に、効率よく生産できるような製造方法を模索します。またトラブルが発生した時には製造現場に足を運び、原因の究明やその後の対応を検討します。このどちらも製造現場のことをよく知っている必要があります。
新規製品についても同様です。実験室でどんなに良いものが合成できても実際に生産できなければ意味がありません。実際に生産することを念頭に置き、使用する試薬の毒性や危険性だけでなく作業者の操作性なども考慮する必要があります。
このように、実験室スケールでの知識と製造現場の両方を深く知っていることが求められますが、これらの課題を乗り越えて目的を達成した際は、とてもやりがいを感じることができます。