品質方針として、「保土谷化学グループは、取引先指向の品質第一に徹する」を掲げており、「製品、商品および委託製品」を通してお取引先様の要望に応え、社会に対する貢献と社業の発展に資することを目的としております。
保土谷化学グループは、「RC基本理念」、「RC基本方針」に則り、品質保証活動を実践しています。
事実を把握し、事実から判断し、事実に基づいた行動にこだわることで、品質重視の思想を徹底し、お取引先様の信頼と満足に応える高機能、高付加価値の製品・サービスを提供します。
お取引先様の品質に対する満足を保証するため、保土谷化学グループで取り扱う製品等について、企画、研究開発、生産、販売までの全ての段階で関連する品質保証活動を目的別に4つの体系に区分しております。レベルアップを目指した年度計画の作成、RC・QM分科会での実績の報告・討議といった各体系に応じた必要な審査・監査・マネジメントシステムを通じて品質保証活動に取り組んでおります。また、計画的、継続的な品質教育の実施を通じて、従業員の品質に対するコンプライアンス意識の向上を図っています。
毎年11月の品質月間において、保土谷化学グループの全体行事として「全社QC発表会」を開催しております。QCサークル活動を通じて、製品品質・サービス向上を目的に改善を実行し、成果を「全社QC発表会」で報告し、自己啓発・相互啓発・職場の活性化につなげております。
保土谷化学グループは、品質管理のいっそうの向上を図るため、2020年より、従来から品質月間としている11月のうち、原則第3金曜日を「品質の日」としております。
これは、保土谷化学グループの持つ「品質こそが信頼の源泉」との考えのもとに、品質管理機能の向上を図り、その役割および責任を明確にするため、2018年10月の組織再編で「環境・安全・品質保証部」から「品質保証部」を独立し、新たな品質保証活動を担う部門が発足したことがきっかけとなっております。
「品質の日」は、保土谷化学グループの全役員・従業員が一堂に会し、「品質の誓い」を読みあげ、品質維持・向上およびコンプライアンスへの認識を共有し、お客様の満足へとつなげていく活動としております。
企業活動における品質に関する体制については、国際規格への適応が当然のことと認識される時代になってきております。保土谷化学は事業所単位の取り組みにより、品質マネジメントシステムの国際規格であるISO9001の認証を全事業所で取得してきました。2010年には事業所毎に分散独立していたマネジメントシステムを統合し、認証範囲を国内の関係会社・協力会社まで拡大した保土谷化学グループとしての統合認証の取得を達成しました。さらに2019年には国外の研究拠点であるHODOGAYA CHEMICAL KOREA CO., LTDへも認証範囲を拡大しました。
また、韓国のグループ会社であるSFC CO., LTD.およびREXCEL CO., LTD.もISO認証を取得しております。
市場の要求を効果的に取り入れ、製品・サービス等の品質には細心の注意を払い、お取引先様の満足度向上に繋げるべく、有効性のある品質マネジメントシステムを持続的に運用しております。そのためのひとつの方策として、内部監査員の増員および力量向上を図り、社内教育はもとより、外部講師を招いたISO内部監査員教育を実施しています。
引き続き保土谷化学グループ一丸となって、品質向上活動に取り組んでまいります。
南陽工場
管理部
M.Y
品質検査の仕事は、定められた試験方法に基づく原料や製品の検査、試験成績表の発行、検査機器の保守管理や記録の保管など多岐にわたります。
その中でも入社8年目の私が特に心掛けているのは、保土谷化学の製品を安心して購入していただけるよう、常にお客様の立場に立った製品検査を行うことです。些細な相違点や検査値の変化に早く気づけるよう普段から製品の状態や検査値を注意深く確認しています。また、検査機器の保守点検や取り扱い方などで生じた疑問点は、自分で調べたり経験豊富な先輩方に相談したりすることで必ず解決するようにしています。
今後も保土谷ブランドの品質を守るため、最後の砦として責任を持って自身の役割を果たしていきたいと思っています。
品質保証部
M.K
品質保証部は、保土谷化学グループとして品質管理・保証体制を強化し、「お客様目線での品質」にこだわり、「真の保土谷ブランド」の確立を目標としています。常に工場・事業部と綿密な連携をとり、未然防止に主眼を置いた活動強化により、「品質クレームの撲滅」に努めていきたいと思います。会社では毎年「品質の日」として品質コンプライアンス意識を維持・向上する日を設けています。社員一丸となり、保土谷化学グループの品質維持への決意を示す活動を行っており、今後もさらに「真の保土谷ブランド」の確立に向け、邁進していきたいと思います。
研究開発部
筑波研究所
D.T
「保土谷化学の製品は品質が良いね」という言葉には2つの意味があります。
1つ目は文字通り、その製品の品質の良さを表しており、2つ目は保土谷化学ブランドへの信頼です。工場はお客様と約束した品質の製品を日々安全に生産し、お客様との信頼関係を築き、守っております。
私は染料の開発と品質検査業務を行っております。
近年ではスペックだけでなく、より安全性の高い染料を求める声も多く、開発部ではより安全性の高い物質を用いた製品開発にも取り組んでおります。
今後も、お客様を満足させられる品質・安全性の新製品を開発し、検査業務で製品の品質を確認することで、「保土谷化学の製品は品質が良いね」と言われるような信頼関係を築き、守っていきたいと思います。
経理部
M.S
活動当初は、はたして自分にQCリーダーが務まるだろうかと不安でいっぱいでした。限られた時間の中で日常業務と並行しつつ活動を進めることは簡単ではありません。ですが、手探り状態からスタートした活動も、会合の回数を重ね、意見を出し合い、QCサークルメンバーの考えに触れることで、いままで見えなかった問題解決への糸口が見えてきました。また、問題の本質が見えるにつれてやるべきことが明確化され、問題を解決していく楽しさを感じることができただけでなく、全社QC発表会で成果報告し、金賞を受賞することができました。地道ではありますが、メンバーと協力して、一つ一つの問題解決を積み重ねていくことが、職場・会社全体の改善につながっていけば良いなと思います。
南陽工場
品質保証室長
A.M
工場の役割は、品質の良い製品を生産し、「決められた品質」であるかどうかを確かめて提供することで、お客様の信頼と満足にお応えすることです。
品質保証室の主な仕事は、入荷原料と出荷製品の品質チェックです。また、日々の出荷の際、製品に添付する試験成績表の記載事項のチェックもします。何回行っても緊張しますが、誤った品質の製品を出荷しないために初心を忘れることなく継続していきたいと思っています。
品質保証に関連する教育は、年間を通じて実施しており、誰がやっても同じ結果が出るように、人の動作・機械操作の手順を、現状において最善のものとして定めた「作業標準書」の重要性について注力していきたいと考えています。