地域・社会とともに


基本的な考え方

保土谷化学グループは、事業活動を営んでいくうえで、コミュニティの持続的発展への貢献は企業市民として重要な活動であると考えております。化学を通じた子供たちの育成、工場が立地する地域での環境保全活動や、人々の豊かな暮らしに役立つ有形物・無形物の提供等、さまざまな地域貢献活動に取り組んでおります。

小学校への出前授業

南陽工場 開発部 内山 明

南陽工場では、近隣にある福川小学校の4年生を対象に理科の出前授業を開催しました。2回目となった2017年度では、保土谷化学グループの技術や製品と関連のあるテーマが適切だと考え、洗濯洗剤の仕組みをテーマに選定しました。
その実験内容は、食品で汚れた布を洗剤で洗ったり、洗剤の働きで水と油が混ざりやすくなる様子を観察したりするというものです。実験結果を発表する際には児童の方々から積極的な発言がありました。
身の周りに理科を学ぶきっかけがあることや、実験をすればより多くのことを学べることに気付いていただけたと思います。また、会社紹介の時間を取り、南陽工場の場所や扱っている製品を説明したことで、当社を身近に感じてもらい、地域の方々との良好な関係構築につながったのではないかと考えています。
今後も地域・社会とともに発展するための活動を継続していきます。




「夢・化学-21」へ出展

横浜工場 開発部 神田 征則

「夢・化学-21」委員会主催の「夏休み子ども化学実験ショー」に、2015年より出展しております。染料を製造する横浜工場が主体となり本社と筑波研究所の協力も得て、将来を担う子供たちに化学のおもしろさを体験してもらい、興味を深めてもらおうと取り組んでおります。
今回もアルミ着色用染料によるアルマイト技術を活かしたアルミ製の「しおり作り」や「カードケース作り」をテーマとしました。
安全に行ってもらうことはもちろんですが、子供たちが染色する色の種類をいろいろな色から選んでいる様子や、染色をした完成品を見て笑顔になっているのを見られて、楽しんで実験を行ってもらえて良かったなと実感できます。この体験を機に、子供たちには『化学好き』に染まってもらえたら嬉しいです。




第69回全国植樹祭支援

郡山工場 生産技術部 土江 健太

全国植樹祭は、国土緑化推進機構と開催都道府県が主催する国土緑化運動で、毎年4月〜6月に開催されています。69回目となった2018年大会は、1970年以来2回目の福島県開催です。植樹祭当日の6月10日は、天皇・皇后両陛下がご出席された南相馬市原町雫地区の式典会場をはじめとして、県内5ヵ所にサテライト会場、PR会場が設けられ、式典のライブ中継が開催される等、県として大きく盛り上がりを見せました。
1916年以降100年以上にわたって福島県郡山市に主力工場を有する保土谷化学グループは当植樹祭にも積極的に協賛・支援しました。震災から7年目となった2018年3月11日、郡山工場から若手社員を中心とした11名が、雫地区の海岸防災林にてクロマツの苗木を250本植樹しました。
10年、20年、50年と立派に成長し、福島の力強い復興とともに大きな防災林となることを期待します。




Jヴィレッジ

保土谷化学グループは、福島県が「復興のシンボル」と位置づけた「 Jヴィレッジ復興」を支援しました。
福島県双葉郡楢葉町・広野町に所在するJヴィレッジは、1997年に日本初のサッカー・ナショナルトレーニングセンターとしてオープン以来、スポーツ振興・地域活性化の拠点として多くの人々が利用してきましたが、2011年3月11日に発生した東日本大震災と、それに伴う原発事故の影響により全面休止となり、原発事故収束の前線基地となっていました。
郡山工場が所在する福島県は、「スポーツの力を復興につなげます」をキャッチフレーズに、再び緑のグラウンドに戻し、人々が集いスポーツの喜びを分かち合う場所として再生する「J ヴィレッジ復興支援プロジェクト」を立ち上げて復興を進め、Jヴィレッジは2018年7月28日に再始動しました。


グリーンフェスタ

2018年4月、南陽工場と関係会社の株式会社ジャスパー(JSP)は、工場等が立地する地域の皆様に対し、日頃の感謝の意を表すことを目的とし、「グリーンフェスタ」と命名した感謝祭を開催しました。
JSPが運営している「新南陽ゴルフ練習場」を活用し、親子で打ち放題や餅まきなど、各種イベントを通じて親子が触れ合える機会を提供するとともに、地域の更なる活性化となるべく、工場近隣の飲食店に協力を得た出店ブースも設けました。また、保土谷化学を身近に感じてもらえるよう、製品の展示ブースを設け、抽選会の景品にしました。初めての試みでしたが、来場された方々からは、「また来たい」と悦ばしいご意見を頂戴しました。


生物多様性保全

農薬の製造販売を行うグループ会社の保土谷アグロテック株式会社(HAT)は、2016年度より3年計画でニホンジカ食害対策の実証試験に取り組むため、長野県、霧ヶ峰自然環境保全協議会、大同商事株式会社の3者と「生物多様性保全パートナーシップ協定」を締結しました。
霧ヶ峰高原は、ニッコウキスゲなどの貴重な植物がニホンジカの食害を受け問題となっております。
県では柵を張るなどの対策を行っておりますがコスト面や労力などで課題があり、H A T の食害忌避剤「ランテクター」で希少植物を保護したいとの要望を受け、今回の締結に至りました。
ランテクターはパスタやケーキ、プリンなどの原料として使われる全卵粉末を主成分とした農薬です。
HATの長年培った技術を活かし、霧ヶ峰高原の環境保全活動に協力・支援しております。


まちかどクリーンデー

「まちかどクリーンデー」は、本社が所在する東京都中央区の呼びかけにより始まった清掃活動です。身近な場所の清掃を、毎月10日を中心に地域で一斉に繰り広げ「住みたい、働きたい、訪れたい」美しいまちを目指しております。毎回、各部署へ参加を呼びかけ、本社周辺の清掃活動に参加をしております。
清掃区間は、東京駅八重洲口前で、人通りが多く、マナー違反によるゴミ捨てが目立ちます。活動継続を通じて、まちの美化に寄与していきたいと考えています。なお、同様の取り組みは他の事業所でも実施しております。


地域社会への社有地の提供

「民間企業として、可能な範囲内で行政・地域社会等へ協力していく」との考えから、工場敷地を無償で貸与しております。
郡山工場では郡山駅東西連絡自由通路、ならびに市営駐輪場、また南陽工場では新南陽野球場等へ工場敷地の一部を無償貸与しております。


森林ボランティア

2016年10月、周南市有林「ふれあいの森」にて、山口県周南農林事務所の主催による、第20回「まちと森と水の交流会」が開催されました。
県民の生活や企業活動に欠かせない、森林の持つ水源涵養機能等について理解を深めることを目的に毎年開催されていますが、南陽工場は第1回から参加しております。2016年は10名が、のこぎりを片手に間伐をメインとした作業に、森林整備周南地区沿岸部の工業地帯の企業とともに参加しました。
水源の森の整備や適切な管理に対する自主的な活動として、今後も継続して参加します。


100周年記念コンサート

2016年、保土谷化学は創立100周年を迎えましたが、郡山工場も、同時に100周年を迎えました。郡山市は「楽都こおりやま」として、市を挙げて音楽に力を入れており、保土谷化学の100周年に合わせ、音楽を通じた社会貢献として、郡山市内で記念コンサートを開催しました。
郡山市内の吹奏楽部・合唱部に所属する中高生(約330名)をご招待しました。素晴らしい演奏に、会場内では称讃の嵐が止まず、指揮者の特別な計らいで、アンコールにも応えていただきました。