持続可能な調達

基本的な考え方

保土谷化学グループは、「サステナビリティの方針」の中に「公正・適正なサプライチェーンの構築」を掲げ、「コンプライアンス行動方針」「調達方針」の下、調達活動を実施しております。原材料および商品・委託製品のみならず、設備機器の購入にあたっては、全てのお取引先様と公正な立場で接し、誠実な取引を行い、保土谷化学グループの良きパートナーとして、社会の課題への対応をともに進めております。

調達方針

保土谷化学グループは、「調達方針」および「調達ガイドライン」を制定しております。
調達方針には、公正で誠実な取引を行うことに加えて、環境への配慮、相互コミュニケーションの深化という持続可能な調達の観点を組み込んでおり、この方針に従い調達活動を実施しております。
保土谷化学グループとお取引いただく際締結する購買基本契約書の中には、「調達ガイドラインの遵守」の条項があります。このガイドラインの条項を遵守いただくことにより、原材料の品質・化学物質管理や製造等の環境負荷低減、ならびにサプライチェーンにおける人権の尊重、安全衛生管理や倫理といった環境・社会・ガバナンス等の社会的要請への適合を、保土谷化学グループはお取引先様とともに推進しております。

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持続可能な調達の推進

原材料や設備機器等の調達にあたっては、経営状態が健全であり、人権の尊重・環境・社会・ガバナンス等の社会的要請への適合を含め、継続的取引が可能であるお取引先様をグローバルな視点で探索し、強固なサプライチェーンを構築するよう努めております。また、原材料毎に複数の調達先の確保、調達国の多様化にも取り組んでおります。
新規のお取引先様に対しては、まずサステナビリティ(労働・人権、安全衛生、環境・倫理、品質・安全性)の基準に対してセルフアセスメント(自己評価)を実施しハイリスクでないことを確認したうえで、「調達ガイドラインの遵守」に合意いただいてから取引を行います。
一定額以上の購入金額の既存のお取引様のリスク評価には、定期的に「調達ガイドライン実施状況調査票」を用いて、調達ガイドラインに記載されている遵守事項が適正に実施されているか確認させていただいております。2022年度は70%以上のお取引様から回答をいただきました。また、調査票による確認と並行し、お取引先様への訪問監査も実施しており、お取引先様との相互理解の深化と信頼関係の構築に努めながら、改善活動を行っております。2022年度に調査を実施したお取引様においては、コンプライアンス違反は確認されておりません。
購買部員には、持続可能な調達活動を実践していくうえで必要な教育を行っております。
なお、保土谷化学グループでは、紛争鉱物(アフリカ諸国などの紛争地域で採掘され、武装勢力の資金源となっている 鉱物)とされる、すず、タンタル、タングステン、金は取り扱っておりません。

【パートナーシップ構築宣言】

保土谷化学は、サプライチェーンの取引先の皆様や価値創造を図る事業者の皆様との連携・共存共栄を進め、新たなパートナーシップを構築するための重点的な取り組みを宣言しております。
持続可能なサプライチェーンの構築を目指し、取引先との建設的な対話をもとに、環境や社会に配慮した事業活動を推進してまいります。

パートナーシップ構築宣言
Voice

購買部

中原 めぐみ

調達業務で心がけていること

私は、購買部で発注業務を担当しています。工場から原料、包装材料の購入依頼が来たらお取引先様へ発注をします。納期、数量が間違って納入されてしまうと生産に影響が出てしまうだけでなく、お取引先様にもご迷惑をおかけしてしまうので、正確な入力を心がけています。
お取引先様より希望納期で手配ができない場合などには、工場と納期調整をしたりする場合が多いですが、うまく調整できた時はほっとします。また購買部は突然の出来事が多く臨機応変の対応が求められます。これからも自分の役割をしっかり果たして、お取引先様との良い関係を続けることで、安定調達に貢献していきたいと思います。


購買部

渡辺 純

調達業務で心がけていること

私は当社製品で使用する原材料の価格、納期の調整に関する交渉や在庫管理を担当しています。
仕事に取り組むうえで私が常に意識していることは、第一に、工場の生産を止めないためにも納入する原材料を切らさないこと、そして、公平公正にお取引先様の製品・商品を購入することです。為替の影響や市況に左右される昨今、価格交渉など難しい局面もありますが、真摯に、そして誠実にお取引先様と向き合いながら、しっかりと調達責任を果たしていきたいと思っています。