従業員とともに


基本的な考え方

保土谷化学グループは、「経営理念」「VISION 」を実現し、企業価値を高めるため、役職員の「エンゲージメント向上」「多様な人材の活用と役職員の健康維持・増進」を促進し、「役職員全員が働きがい(仕事のやりがい+働きやすさ)を実感できる」ことを目指しております。

人材の育成
●採用、配置、教育(人材育成方針)

保土谷化学グループは、能力・スキル・経験等の面において企業価値向上に資する戦略的人材、すなわち、成長意欲・挑戦意欲・革新志向を持った、自ら学び考え行動できる人材を採用しております。
そして、企業価値向上に向け、従業員一人ひとりが能力・スキル・経験等を発揮できる適材適所を追求するとともに、従業員のキャリア志向・能力開発ニーズ等に配慮した配置・異動を行っております。
同時に、企業価値向上に向け、従業員の能力・スキル向上支援、キャリア形成支援を図り、学習する組織風土を醸成するため、職場における日常的な教育から業務を離れた研修までを積極的に行っております。
なお、人材マネジメント全体を通じて、エンゲージメント向上を目標項目として、推進してまいります。

●教育プログラム
制度 内容
職位別研修 部長・課長・係長など、昇格に合わせ、職位毎に必要な知識の教育を行っております。
職務遂行能力別研修 マネージメント研修など、職務遂行能力の向上を図る教育を行っております。
保土谷パーソン一般研修 保土谷化学グループの社員として、必須な基本知識の付与や実務レベルの向上を図る教育として、 コンプライアンス研修・CSR研修・ダイバーシティ研修などを行っております。
職種別研修 営業・開発・製造など職務別に、遂行に必要な能力向上のため、技術者研修などの教育を行っております。
国際化研修 国際化に対応すべく人材の育成として、日常の語学研修のほか、英語圏・中国語圏・韓国語圏への留学制度があります。
自己啓発支援 資格免許取得のための支援、積極的な学習を支援する通信教育、WEBを利用したe-ラーニングを行っております。
多様な人材の活用(ダイバーシティ推進)
●考え方、環境整備状況

保土谷化学グループは、企業価値向上に向け、厳しい競争環境における、イノベーション促進、事業の柔軟な組み替え、変化への対応等を図るため、女性の活躍を推進するとともに、他業界を経験した専門家や外国人等、多様な経験・価値観を有する人材を積極的に活用しております。
具体的に、性別や出身等に関係なく能力・スキルのある人材を採用し、管理職等中核人材に登用するとともに、仕事と育児の両立、ワークライフバランスへの配慮を含め、各々の人材が最大限にその能力・スキルを発揮し得る環境整備を進めております。

●女性従業員の活躍

当社グループでは男性・女性の区別無く、本人の能力やスキル、経験に応じて、管理・監督層を含む、あらゆる場面での活躍を期待しています。
2016年度からの3ヵ年の目標として、①新規採用応募者に占める女性の割合を30%以上 ②女性採用者の割合を20%以上 ③管理職に占める女性割合を10%以上を掲げ、2018~2020年度は毎年達成しており、2025年度には13%以上を目標項目としてまいります。
特に管理職につきましては、部門長や工場管理部長といった職務に励んでおり、2021年3月31日時点では、全管理職に占める女性の割合が11.2%となりました。

●外国籍従業員の活躍

保土谷化学グループでは、国内外で外国籍の従業員が製造、研究開発、販売、管理の各分野で活躍しております。
2021年3月31日時点で、外国籍の従業員数は185名(23%/連結)となっております。

●キャリア採用の取り組み

多様な価値観、高度な専門性を持つ人材を獲得するため、キャリア採用を積極的に実施しております。2020年度におけるキャリア採用者の割合は33%(個別)であり、製造、研究開発、販売、管理の各分野で活躍しております。

●障がい者雇用率向上に向けた取り組み

障がい者雇用率2.3%を目標に、事業所近隣の学校訪問、ハローワーク、人材派遣会社からの紹介等による採用活動を行っており、2021年3月31日時点の障がい者雇用率は2.6%(個別)と、目標を達成しております。

●ダイバーシティに関する実績
  2016年度 2017年度 2018年度 2019年度 2020年度
従業員数(人) 691 719 731 739 789
管理職女性比率(%) 8.4 8.9 11.2 10.8 11.2
女性従業員比率(%) 16.9 17.7 17.9 18.1 18.6
障がい者雇用率(%) 1.26 1.47 1.85 2.26 2.58

健康経営の推進

保土谷化学グループは、「健康経営推進宣言」に基づき、健康経営を推進しております。人事部を統轄する執行役員を健康管理統括責任者とし、保土谷化学健康保険組合とともに、従業員の健康推進支援を積極的に行っております。
健康診断受診率100%、ストレスチェック実施率100%を達成し、従業員の健康状態を会社と産業医が情報共有することにより、症状の改善や重篤化の防止に努めております。
また、全従業員を対象に「健康増進研修」を実施し、健康経営への理解を深めております。
これらの活動が評価され、2020年度には「健康経営優良法人2021」に認定されており、今後も評価向上を目標項目として取り組んでまいります。

●健康経営推進宣言

当社グループは、会社従業者の心身の健康を第一に考え、エンゲージメントの向上の一つとして、健康増進に向けた取組みを経営課題と捉え、積極的に健康経営を推進する。人事部を統轄する執行役員を当社グループ健康管理統括責任者とし、保土谷化学健康保険組合と連携し、健康推進に向けた、指導、教育等に積極的に関与していく。

働きやすい職場環境づくり

「保土谷化学グループの更なる成長」と「従業員の働きがいの向上」の両立を目指し、多様なライフスタイルを大切にしながら、意欲的に働ける環境づくりを進めております。そのための各種制度・施策の導入により、従業員が生産性の高い働き方を実現し、仕事と生活の調和(ワークライフバランス)を図ることができるよう取り組んでおります。

●時間外労働削減

労働時間削減の取り組みとして、毎週、水曜日と金曜日を「ノー残業デー」に設定し、定時での退社を指導しております。併せて、本社では「最終退社時刻21時」を推進しており、制度化されていないものの、12時間の勤務間インターバルが取れるようになっております。
また、フレックスタイム制を本社の管理部門の一部へ適用しております。

●年次有給休暇、リフレッシュ休暇

年次有給休暇は時間単位の取得も可能とし、取得率は60%以上です。引き続き、取得率の向上を目標項目として、制度・運用の両面から推進してまいります。
未消化分は、「傷病積立年休」として積み立てられ、私傷病に限らず、看護・介護、ボランティア活動等の目的での使用が可能です。
また、年次有給休暇とは別に、5営業日連続で取得できる「リフレッシュ休暇制度」を2018 年度から導入し、心身のリフレッシュに活用されております。

●育児・介護

妊娠中から子育て期間中の短時間勤務や育児休業、子供が病気になった時の看護休暇など、育児に関するさまざまな制度を導入しております。また、そうした制度をより理解・活用してもらえるよう、妊娠・出産・育児に関連した社内制度や経済的支援、必要な手続きを説明し、周知を行っております。配偶者の出産に際しても、慶弔休暇を取得することで対応できます。
介護に関しても、介護休業や介護休暇の制度を導入しております。
また、2018年度より、育児・介護等による自己都合退職者を対象とし、「カムバック・エントリー制度」という名称の再雇用希望者登録制度を導入しております。

●新幹線や特急列車を利用した通勤

長距離通勤者の通勤時間の緩和と時間の有効活用や、居住地の選択肢を広げることなどを目的とし、通勤に新幹線や特急列車が利用できる制度です。適用には、通勤時間や通勤距離等の一定の条件がありますが、ワークライフバランスの拡充策の一環として利用されております。

●ワークライフバランスに関する制度
制度 内容
育児休業 原則1歳まで、特別な事情で2歳まで延長可能
介護休業 要介護者1人につき、180日
出産休暇 産前6週間、産後8週間
慶弔休暇
(配偶者出産休暇)
配偶者の出産の場合、3日間
短時間勤務 (育児)小学校3年生まで (介護)3年間で、180日を限度
看護休暇 小学校3年生まで、子1人につき、5日/年(最大10日)
介護休暇 要介護者1人に対して、5日/年
傷病積立年休 残余年休の積立制度。私傷病、介護、ボランティア等の目的で使用可能
半日休暇 半日単位での有給の取得(4回/月、年間24回(12日)まで)
フレックスタイム制 適用対象部門で実施
カムバック・エントリー 育児・介護等のやむを得ない理由で退職した者の再雇用希望者登録制度

●ワークライフバランスに関する実績
  2016年度 2017年度 2018年度 2019年度 2020年度
育児休業(人) 0 0 0 4 1
3 2 1 2 1
介護休業(人) 1 0 0 0 0
有給休暇取得率(%) 66 66 68 68 65
月平均残業時間(時間) 9.8 10.3 11.9 12.0 10.3
リフレッシュ休暇取得率(%) 95 94 93
新型コロナウイルス感染予防対策

保土谷化学グループ各社は、職場における感染防止対策の取組みが、メーカーとしての供給責任を果たすだけでなく、社会全体の感染拡大防止につながることを認識し、感染リスク低減のための対策を実施しております。同時に、当社グループ役職員は、自らの健康を管理することが、社会全体の感染拡大防止につながることを認識し、感染リスク低減のための対策を実施しております。
具体的には、在宅勤務、時差通勤を推奨し、各事業所長等の判断により業務に支障のない範囲で出勤抑制を図っております。また、国外への渡航は各国政府等の要請・制限に沿うことを基本とし、国内出張・社内会議等は Web会議等を活用し、感染防止だけではなく、効率的な業務運営にも資すべく実行しております。
その他、引き続き日常の手洗い・咳エチケットの励行、受付・居室への消毒液の設置、マスク着用の推奨、体調不良時の対応等の啓蒙活動、日常生活でも3密を避けることを念頭に置いた行動を心掛けることの周知等、従業員および家族・取引先等、関係者の安全確保に向けた対策を行っております。
当社グループは「新しい生活様式」への対応を推進するとともに、コロナ禍においても成長を継続できる組織運営を図るべく努力してまいります。

Voice

南陽工場

藤井 卓郎

制度を活用し家庭との両立を実現

1ヶ月という短い期間でしたが、育児休業を取得しました。
育休取得のきっかけとしては、妻・子供と一緒に過ごす時間を少しでも多くしたかったことと、普段任せっぱなしの家事・育児の項目にも挑戦したかったためです。
取得して良かった点は、自分の時間にゆとりができたことで、苦手だった料理や離乳食作り、夜泣きにも余裕をもって対応することができたと思います。
また、微力かもしれませんが、妻の精神的・肉体的負担を分散できた点も良かったです。
男性でも女性でも、家事・育児をしながら働くという当たり前のことが、もっと簡単にできるような社会になっていくことを願っております。


横浜工場

村上 智耶

絆深まる素敵な時間をありがとう

2019年1月に第一子が誕生し、2019年5月に1ヵ月間の育児休業を取得させていただきました。取得にあたり、「会社に帰る場所がなくなるんじゃないか」「いやな顔をされるんじゃないか」などさまざまな葛藤がありましたが、共に働く仲間の後押しや上司のご理解もあり、育児に専念することができました。
言うまでもないことですが、復帰に際しても温かく受け入れて下さりました。育児休業中は、子供の成長を身近に感じることができ、育児に対しての興味と意欲が高まりました。さらには、妻から私に対してのみならず会社に対しても感謝の言葉をもらえ、心から取得できて良かったと思える経験となりました。
あくまで私の主観ではありますが、可愛い子供が待つ家に少しでも早く帰りたいため、毎日の作業効率も上がったような気がします。


研究開発部
知的財産室長

陳 進

外国籍管理職として、母として

私の担当分野は特許実務ですが、専門性が高く、責任感が求められます。仕事をしていく上で、日本国内外の知的財産関係の法律的知識や担当分野に関連する技術的知識の習得も必要とされます。そんな中で外国籍の女性管理職という責任とプレッシャーは少ないとは言えませんが、女性ならではの感覚や、外国人ならではの語学力を活かし、知的財産活動の実務管理をしながら、国内外特許業務の対応を行っています。
また、夫婦共働きで小学生の子供がいるので、仕事と家事の両立に苦労する時も沢山ありますが、さまざまな育児支援をするための施策を利用し、職場の仲間の支えがあるおかげで、フルタイムの仕事ができていると思います。
これからも、性別や国籍などを意識せず、さらに当社の発展に自分の力で貢献したいです。


保土谷(上海)貿易有限公司
(現カラー&イメージング事業部)

此下 敏生

上海仕事体験記

私は入社5年目の2015年4月から1年間の上海での海外語学研修(トレーニー制度)を経て、現在は上海にて主に自社の染料製品の中国国内での営業活動を行っております。上海生活は早いもので3年半が経ちました。
当時は、初めての海外生活に戸惑うことばかりで、中国語はほとんどゼロからの学習スタートでしたが、おかげさまで、語学の勉強に集中できる環境が整っていたので、否応なしに中国語の学習に取り組めたことが、現在の大きな力になっていると感じています。
中国は発展のスピードが非常に速く、変化のスピードに戸惑うことも多々ありますが、同僚や現地スタッフの支えのおかげで、異国でもなんとか仕事ができております。
若いうちに海外での仕事の経験を積ませていただけるのは非常に貴重で有難いことであり、日本では滅多にお会いできないような方と交流ができるという点は、海外で仕事をする上での醍醐味であると思いますので、今いる場所でできることに日々取り組んでいきたいと思っています。以上、謝謝!


南陽工場
管理部長

三浦 紀子

働く女性として

私が働く工場の従業員は大多数が男性です。その中で女性管理職としてプレッシャーも感じることもありますが、女性ならではの感覚を活かして、今やるべきこと、求められていることを常に考えながら業務に臨んでいます。夫婦共働きで子供たちが小さい頃は仕事と家事の両立に苦心しましたが、これまで仕事を続けることができたのは家族が支えてくれたおかげです。
当社には女性が活躍するための施策がありますが、さらに女性的な感覚を取り入れることでそれまでにない発想が生まれ、仕事の質も一層高まっていくのではないでしょうか。男女は共に働くパートナーという認識のもとで、女性が活躍できる場が今後さらに増えていくことを願っています。