色素材料

スマートフォン、高級文具を彩る「色素材料」

身の回りのいろいろなものをカラフルに彩るのも、保土谷化学の「化学」です。さまざまな身の回りのものに、保土谷化学の色素材料が使われています。色素材料には、大きく分けて、「スピロン染料」「カラートリートメント用染料」 「カラーフィルター用染料」があります。
保土谷化学の信頼の技術は、この染料の分野でも息づいています。独自の技術で色々な材質の着色を可能にしたスピロン染料(アルミ着色用、文具用)など、高品質の製品を生産。安全で環境にやさしい染料をお届けするとともに、基盤となる伝統の技術を進化させ、新しい材料にチャレンジし続けます。

用途

 アルミ着色用

 文具用

製品・技術紹介

スピロン染料

用途1〜アルミ着色

例えばスマートフォンやデジタルカメラでは、軽い・丈夫・高級感があるということでアルミボディーは人気があり、赤や青など色のバリエーションが豊富なものが当たり前になっています。このようなアルミボディーを着色するのに、アルミ着色用染料が使われています。

アルミ着色用染料は、写真のように色が濃いのが特徴です。染料の他に複数の薬剤を組み合わせ、アルミを着色します。

アルミ着色の仕組み(イメージ)

こうした、一見着色が難しいような素材にも対応できるのは、長年染料を扱ってきた技術の蓄積、高品質の実現等、多くのノウハウがあるからです。

用途2〜文具

文具用染料は主として油性ボールペンやマーカーに使用されている染料です。

色とりどりの種類を取り揃えており、その品質に対する信頼性の高さから、多くの文具メーカーに採用され、高級文具にも使用されています。
その特長は、(1)高い彩色力(少量でも綺麗な色合い)、(2)耐久性、(3)溶剤に対する良好な溶解性、(4)金属類に対する腐食性がない、などです。
現在も、より安全性の高い染料の開発や文具メーカーの新たな要求を満足する染料の提供など、さらなる品質の向上に取り組んでいます。

カラートリートメント用染料

塩基性染料を基本とし、肌にやさしくアレルギーのない染料を取り揃えています。一般的な白髪染め、カラーリンスに使用されています。

カラーフィルター用染料

カラーフィルターは、画像や映像の色を生み出すフィルターです。薄型テレビやパソコン、スマートフォンに使用され、ディスプレーを構成する重要な部品です。
色を生み出すカラーフィルターには、豊かな画像や映像表現に重要な特性である、輝度、コントラスト、色再現性が求められます。 これらの特性の実現・向上のための主役となるのが顔料や染料です。
当社では、より豊かな画像や映像表現の実現に向け、新たなカラーフィルター用染料の開発・提供に取り組んでいます。